市場ニーズを先取り:製造業の変革
1990年代前半ぐらいまでは企業が作りたいものを造れば、モノが売れる時代でした。でもそれ以降はそうもいかなくなる。だからお客様が欲しいものが何かを先にリサーチして、それを作るのが大切だよと言われてますよね
マーケットイン vs マーケットアウト
企業が造りたいものを造って売ることをマーケットアウト、消費者が欲しいものをリサーチしてそれを売ることをマーケットインと呼びます。モノづくりに携わったことのある人なら多くの人はこの考えは知っていると思います
マーケットインが大切だよ、と知ってはいるけど、それを実行するのはとても難しいですね。正確に言うとやっているつもりでも、実はできてないことがあります
納期vs顧客ニーズ:製造業のジレンマ
製造業で製品開発の主役を担うのは研究開発部門です。競争力の維持や、法規制を守るために企業としてはいち早く市場に新商品を世に出さないといけないですね。だから商品開発期間はシビアに管理されている。そんな状況で研究開発部門は納期優先で仕事を進めてしまって、時として意図せずマーケットアウト的な判断をしまうことがあります。それはお客様を軽視しているというよりも、厳しい納期を守るために仕方ないこともあると私は感じています
顧客満足度向上:製造業の成功の鍵
もちろんそれではお客様を置いてけぼりにした商品となって、市場で売れなくなってしまうリスクがあります。解決策として研究開発とは独立した、お客様目線に集中して考えられる部門を設置することです。お客様満足度向上とか、最近の流行りの言葉で言えばカスタマーサクセスを主眼にした部門になります
研究開発部とお客様目線を集中して考える部門が切磋琢磨すること、これが企業とお客様がWin-Winとなるマーケットインの製品作りに繋がりますね
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